阿羅本景infomations

小説家・シナリオライター・漫画原作の阿羅本の告知系BLOGになります

麦酒処ぬとり×神田地下部 オリジナルエール醸造に参加しました

 『エクストラ・フォーリン・エールワイフ』の時にお世話になった、今は松戸ブルーイングになった永代橋ブルーイングで醸造をされていた山田氏が川口で開業された『麦酒処ぬとり』さんで行われた、オリジナルエール醸造にお手伝いに行っておりました。

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 サークル『神田地下部』さんはエールワイフの時の発売記念ビアパーティーでもご協力をいただき、作品で「異世界のエールってあんまり美味しくないかもしれない」という話の一つの参考となった、グルートビアに近い形を目指したファンタジー世界風エールをリリースしておりまして、その時もちょいちょい混ぜてもらっておりました。

 その第二弾……にあたるビールの醸造計画がありまして、ぬとりさんでの醸造となったのですが、今回もちょいちょいと私のアイデアが入っておりますので、7月の醸造完了とリリースを楽しみにしております。

 

  ビールの醸造の体験見学をするのは二回目なのですが、やはりビール醸造は200l醸造するとなると、洗浄・冷却などで倍くらい水を使うので大量に水が使える環境でないと大変だなぁ、と再確認するとともに、加熱工程が多いので酒造の大敵であるコンタミ(雑菌汚染)に対しては他の醸造に対して有利かも、と思ったのでした。

 蒸留がある酒はこの辺は無類に強く、醸造だと日本酒は高温になる過程が酒米蒸しくらいしかないで管理がセンシティブになり、ワインは水は少なくても加熱過程がないので初期殺菌の亜硫酸塩がないと大変だったろうな、とかいろいろ、醸造に思いを馳せたものでございます。

 あと、午前8時に始まって、発酵用コニカルタンクに麦汁を冷却して移動し、酵母を投入したのが午後3時というなかなかのおお仕事でしたが、それも水道やガス加熱やポンプなどがあってようやく、ではありますので、これを中世レベルの道具でやれば……一日で終わったかどうかも怪しい感じです、ビバ文明w

 ビールに関するこの辺りの知識や物事は拙作でもいろいろ書いておりますので、興味があるとお読みいただけると幸いです。1巻は実際のビール醸造の過程などに関しても触れておりますので!