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なぜなにフールズフィスト(4) CharacterFiles No.1 藤堂誠


フールズフィスト (集英社スーパーダッシュ文庫)

フールズフィスト (集英社スーパーダッシュ文庫)

 今回からしばらく、『フールズフィスト』の設定関係ではなくキャラクター関係の紹介をしていきたいと思います。ちなみにだれが七姫騎闘儀の何になるか、という話はネタバレになるので、興を削がない様に紹介したいと思います〜。

【CharacterFiles No.1 藤堂誠】

名前:藤堂誠(とうどう・まこと)
年齢:16
性別:男

 本作の主人公。一巻時点では高校入学前。
 整骨院を営む柔道家の父と剣術家の母の元に生まれるが、何をどうしたものか競技格闘技の道を歩まず、一匹狼の格闘決闘者としての道を歩み出してしまった、あんまり頭の良くない男の子。
 『人生を豊かにし己が敬うに値する者は、拳を交わした者のみ』という思いっきり戦闘民族な思想を根底に持ち、強いヤツを見ると闘わずにはいられないという戦闘民族そのものの行動を取る。「むしゃくしゃしてる」とか「うぜぇ」とか「大人はみんなうそつきだ」とかいうDQN臭さはなく、何かあると「ああ、アイツ強そう、闘いたい」とかTPOを弁えずに言い出す、こまったちゃん。
 これで弱いと話にならないが、腕っ節はかなり強い。だが中学高校をシメるとか、徒党を組むとか言う思想がそもそもない。かといって他人への共感能力のないコミ障というわけでもなく、「こんな自分の根本原理を人に説明するのは、ムリ」と思ってるからである。
 勧善懲悪の精神よりも義侠心の方が強い快男児であるが、なによりも己の哲学に忠実ですぎて、作者をして「……このバカをどうしよう?」と呟かせた事実が、『フールズフィスト』というタイトルの元になったとか
 戦いが絡まないと、物事に関しては拘りがなくさばさばしている。年頃なりに異性に興味もあるが、それよりも俺は強いヤツと! 闘いたい! という戦闘民族精神の方が前に出る……男ってほんとバカ(笑)


 ……彼が七姫騎士闘儀の何のクラスになるのかは、読んでのお楽しみで。
 ちなみにネーミングの由来は……フールズの企画に辿り付く前に新撰組ベースの企画があって、その名残……なのかな?

 次回はヒロイン紹介ですよ〜?